21.新しい仲間達
タマの世界征服
 
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  21.新しい仲間達
 

外の景色は、色づき初めて風も涼しさから、肌寒さを感じるようになってきた。暖かい朝日を浴び、桜第六東でゴロゴロしている猫達にも変化が…新しく、桜第六西のネコ達もやって来るようになり、にぎやかな朝を迎えている。今日もタマはシロちゃんと一緒に集会にやってきた。

「寒くなってきたけど、太陽があると暖かくてきもちいいわね。」

「シロちゃん、僕は第六西の皆も来れるようになって嬉しいよ。」

「ホントね、賑やかでたのしいね。」

「おはよう、朝日を浴びてみんなでゴロゴロするのはいいもんだね!」

「やぁ、レオン僕もそう思ってたとこだよ。」

「紹介するよ。」

茶色の大きな猫が顔を出した。

「俺は、コテツって言うんだ、よろしく。」

「コテツは西のリーダーなんだ。実は、僕の父さんとコテツの父さんは兄弟なんだ。」

「レオン、それって人間で言うと、いとこってことね!」

「さすがシロちゃん、そうなんだ。テツとは血が繋がっているんだ。」

すぐにタマが言った。

「それって家族なのかな?」

レオンは考えた。

「まぁ~そんなもんかな。」

タマは、思った。家族というのは、父さんと母さんだけでなく、父さんと兄弟の子、いとこというのも家族になるんだと…

「他の皆にも紹介するからまた後でね。」

レオンとコテツは、行ってしまった。

タマは、まだ考えていた。父さんの父さんはお爺さん。お爺さんも家族、お爺さんのお父さんも…家族。母さんの母さんはお婆さん。お母さんのいとこは…あれ??頭が痛くなるタマだった。
                        
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